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夏におすすめ!話題のひんやり冷感ラグとは!?

2016/11/11

ここ数年、夏の暑さはより厳しいものになっていますね。
日本の夏の場合湿度も高い、いわゆる「高温多湿」ですから、とても気持ち良いと思えるような類いの暑さではありません。

熱中症対策というワードが一般的にかなり浸透してきているように、暑さ対策用の冷感グッズが今では多く販売されています。
パッとイメージできるものだと、ユニクロのAIRismなどに代表される冷感衣類や、ベットなどに敷く冷感パッドやタオルなどが有名ですね。

しかし実は、ラグ・カーペット類でも暑さ対策用のひんやり冷感タイプのものが発売されています。
まだあまりメジャーではありませんが、ここ2〜3年、夏がくるたびに密かに話題になっているのです。

そこで本記事では、まだ夏用の冷感ラグを知らないという方や、これから購入を考えている方のために、夏用の冷感ラグとは一体どんなものなのか?と、おすすめの冷感ラグについても少し触れていきます。

ひんやり冷感ラグとはどんなもの?

一般的に夏用のラグには2種類があります。
一つは竹やい草、麻など天然素材を用いた従来型の夏用ラグ。
そしてもう一つは、化学繊維と最新の技術によって作られる接触冷感タイプの夏用ラグです。

天然素材を用いる従来型のラグの特徴は、い草、麻など素材由来の吸湿性や通気性の良さです。
見た目が涼しげ、というのもありますね。

一方、接触冷感タイプのラグの特徴は、最新の素材や技術によって可能になった、ひんやり感じる冷感です。
元々ラグ自体が冷えているわけではなく、ラグに触れた際に不思議と冷たく感じ、まるで冷えた飲み物や、金属に触れた瞬間のような冷涼感になります。

夏用にぴったりの冷感ラグ
引用元:もしマーケット

ホットカーペットのように電気を使用して温める(温度を調節)わけではなく、ラグの素材によって体感温度を下げるという仕組みなので、電気代の心配はいりません。
それだけでなく、エアコンの使いすぎを抑制し、電気代の節約につなげることも出来ます。

この体感温度を下げる(冷やす)効果は、レーヨンやポリエチレンなどの化学繊維から作られる特殊な生地によるもので、いずれの冷感ラグもラグに直接触れることによって冷たさを感じることができる、ということが共通しています。

このように特殊な生地による、触れた際に接触面に冷涼感をもたらすことを接触冷感と呼びます。(そのままですね。笑)

接触冷感、冷たく感じるのはなぜ?

上記のとおり、接触冷感とは、触れた際に冷涼感をもたらす効果のことです。
接触冷感効果があるものの代表例は、冒頭でも挙げたユニクロのAIRismや、東洋紡のアイスマックス®を使用した敷きパッドなどが挙げられます。

そもそも、元から冷たいわけじゃないのに、接触冷感ってどんな仕組みでもたらされてるの?
という疑問を抱かれた方もいらっしゃると思いますので(少ないだろうなとは思いつつ…笑)念のため冷たく感じる仕組みについても触れておきます。

触れた瞬間に冷たいと感じる生地は色々ありますが、共通しているのは熱伝導性が良いことです。
熱伝導が良いとはつまり、熱が移動しやすいことを意味し、熱は温度の低い方へ移動する習性があります。
鉄を触ると冷たく感じるのは熱伝導が高いためで、触れた瞬間に皮膚の熱が奪われて、ひんやり冷たく感じるのです。

引用元:かいみん-快眠の方法と寝具

熱伝導率の高い素材を使用することで、接触面から体の熱を吸収してくれる=冷たく感じる、ということですね。
つまり、接触冷感とは熱伝導率の高さによるものということになります。

実は天然素材の竹や麻なども熱伝導率は高めです。(接触冷感を目的として開発された特殊素材にはさすがに及びませんが)
夏用の冷感ラグのほとんどは、接触冷感のために開発された特殊素材を使用しています。

おすすめの冷感ラグを3つ厳選!

せっかくなので、おすすめの冷感ラグを3つに絞ってご紹介します。

①洗える接触冷感キルトラグ(ニッセン)

ニッセンの洗える接触冷感キルトラグ
引用元:ニッセン公式サイト

カタログ通販として有名なニッセンが販売する冷感ラグです。
こちらのラグの特徴はなんといっても値段の安さです。
ほとんどの冷感ラグの値段が10,000円を超すなか、こちらは10,000円どころか5,000円も切ってしまう破格の安さです。

②アスワン クールストリーム

アスワン クールストリーム
引用元:松装

こちらはインテリアメーカーのアスワン製の夏用の冷感ラグ。
キシリトールやミントを特殊に加工することで-2℃(通常時に比べて2℃冷たくなる)の冷涼感を実現しています。
見た目もおしゃれですし、柄が涼しげで夏にぴったりですね。

③スミノエ コールドトーン

スミノエ コールドトーンの画像
引用元:Dia a Dia

こちらはカーペットメーカーとして非常に有名なスミノエが手がける夏用ラグ。
接触冷感素材として有名なアイスマックス®を用いることで、最大-8℃という圧倒的な冷涼感をもたらします。
爽やかなカラーのボーダーがおしゃれですし、見た目に清潔感があります。

夏用冷感ラグを選ぶ際の注意点は?

夏用の冷感ラグのデメリットとして、よく挙げられるものを2点挙げます。

まず1点目は冬は使いづらいということ。
こればかりは季節もの家具の宿命なのでどうしようもないですね。一応冬も使える冷感ラグはあります。(冬は熱伝導反応が起きにくくなる仕組み)
ですが、やはり夏用なのでどうしてもデザインが夏仕様のものが多いですね。。

2点目は非常に重要で、商品によって冷涼感の持続性などの効果のばらつきが大きいということ。
機械のように動きが数値化されていて、一定以上の効果が保証されているわけではないので、商品による差が非常に大きいです。

効果の質は接触冷感素材(アイスマックス®等)によって大きく変わり、良い素材を使用していれば必然的に値段が上がります。
やみくもに安いものを選んでしまうと、下手すると、触れた瞬間以外はむしろ熱い、なんてラグに出会ってしまいかねません。

冷感ラグを選ぶ際は、値段の安さだけで選ばずに、メーカーはどこか?(信頼できるメーカーか)に加えて、素材は何を使用しているのか見て選ぶと良いですね。(素材については調べれば作成している繊維メーカー(東レや東洋紡など)が公式の説明文を載せています)

まとめ

冷感ラグは接触冷感効果によって、暑さを緩和してくれる非常に良い家具です。
エアコンと一緒に使用することでさらに効果を発揮しますし、電気代節約の強い味方にもなってくれますね。

筆者も使用していますが、ひんやり気持ち良いので足をずっとスリスリしています。笑
みなさんにも是非、スリスリの気持ちよさを味わってもらいたい…笑

非常におすすめできるものなので、みなさんも是非検討してみてください。
以上、夏用におすすめのひんやり冷感ラグについてでした。

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