ラグとカーペット、違いは何?
2016/08/27
お引越しやお部屋の模様替えなどの際、ラグやカーペットを買い換えようと思う方は多くいらっしゃるのではないでしょうか?
その際、インテリア通販サイトや、実際にニトリやIKEAといった家具店に足を運んで探すことになると思います。
なんとなく、おしゃれなラグやお部屋に合うカーペット類を探していると、一見同じように見えるものでも商品名がラグだったりカーペットだったりします。
さほど気にしなくても買い物自体は出来てしまうのですが、
「そもそもラグとカーペットって何が違うんだろうか?」「何か違いはあるの?」と疑問に思う方もいらっしゃると思います。
(私自身、初めてラグを購入した際は違いが気になり、店員さんに聞きました。。)
そんな方のために当記事では、ラグとカーペットの違い、そしてそれぞれの特徴についても簡単に説明していきます。
ラグとカーペットの違いは何なのか?
早速、ラグとカーペットの違いについてですが…実はたいした違いはありません。。
先に結論から言ってしまうと、その違いはズバリ大きさの違いです!
はい、ラグとカーペットの違いはこの大きさの違いのみです。
他は基本的に変わりません。
カーペットとは基本的に床に敷く敷物全てを指します。当然、敷物であるラグや絨毯もカーペットの一種ということになります。
ただし、日本の場合、大きさによって呼び方が変わり、比較的「大きいものをカーペット」と呼びます。
具体的には、3畳以上の大きさ、もしくはお部屋やフロア全体に敷き詰めるものをカーペットを呼びます。
それに対して「ラグは比較的小さいもの」、具体的には3畳未満の大きさの敷物をラグと呼ぶことが多いです。
ラグは部分的に敷くもの、カーペットはより全体に敷くもの、といったイメージですね!
ちなみに1畳未満の、用途が限られた敷物は「マット」と呼びます。
カーペットの特徴
上記のとおり、比較的サイズが大きく、全体に敷くイメージのものをカーペットと呼びます。よくオフィスやホテルの床に敷いてあるものも定義上カーペットにあたりますね。
実はカーペットは敷くことによって、様々なメリットが生じます。
①防寒性
床に敷くことによって、フローリングなどによる足元付近の冷えを和らげる、断熱材の役割を果たしてくれます。
冷たい空気は下に溜まりやすいので、床がそのままだとどうしても冷えてしまいます。
寒い冬は特に、カーペットの有る無しで冷えの伝わり方が全然違います!
②防音性
床がそのままだと、どうしても足音やちょっとした物音でも音が響いてしまいます。ヒールや革靴で歩くととても音が響きますよね?
ですが、カーペットを敷くだけでクッション代わりになるため、ちょっとやそっとの音なら吸収してくれます。
マンション住まいの方や小さいお子様がいらっしゃるご家庭には嬉しい性能ですね!
③クッション性
カーペットは上記にあるとおり、クッション代わりにもなるため、歩いた感触が柔らかくなるだけでなく、ちょっとした衝撃を吸収してくれます。
実際、フローリングなど硬い床をそのまま歩くとダイレクトに負荷がかかるので、疲れやすくなります。それだけでなく、転倒時などに怪我をする恐れがありますし、何か硬いものを落とすと床が傷ついてしまいます。
しかし、カーペットさえ敷けばこれらの問題はすべてカバー出来るので安心です。こちらも小さいお子様がいらっしゃるご家庭には嬉しい性能ですね!
主な性能としては上記の3つが挙げられますが、それ以外でも選べる楽しさなども挙げておきたいですね。
フローリングなどの床と違って、カーペットの場合、(デザインの絶対数が増えるので)柄や色など自分好みのデザインを選ぶことができます。
カーペットなら季節や気分によって交換することも可能です。
ラグの特徴
上記のとおり、比較的サイズが小さいものをラグと呼びます。
ラグも敷物なので、カーペット同様のメリットが挙げられますが、サイズが小さくなる分、その効果はやや限定的になってきます。
しかし、値段は安くなるのでカーペットより気楽に購入できるといったメリットが生じます!
加えてラグの場合、柄や色などデザインがカーペットより豊富になるので、選ぶ楽しさが増します。
大きいカーペットでは中々見られない、円形のラグなどもありますし。
さらに最近では、洗濯機で洗えるラグなども登場しています。
カーペット類は基本敷きっぱなしなので汚れますからね。洗うことで、消臭剤だけでは取れないイヤな臭いを取ることもできるので、これは嬉しいポイントです!
ラグに関しては、全体的には性能面でカーペットに劣るものの、値段や柔軟性ではラグが上回る、といったところです。
小さいので色んな用途がありますしね。交換もカーペットよりさらに楽にできます。
おしゃれ部屋にしたいならラグの方がおすすめ
自分好みのおしゃれなお部屋にコーディネートしたい場合、カーペットよりもラグの方がおすすめです。
その理由は単純で、ラグの方が種類が豊富だからです。
カーペットの場合、種類がラグより少ないことに加えて、デザインもややシンプルになりがちです。
元々、お部屋やフロア全体に敷くことを想定されているからか、派手なカラーやデザインでは売れにくいのでしょうか。どちらかというと無難なデザインが多いです。
上でも述べたとおりラグの場合、サイズが小さい分、一見すると派手な柄や凝ったデザインのものも多いです。
敷くスペースが一部分なので、どれだけ派手でも他のインテリアとの調整がしやすいですからね。
例えば、床全体がピンク色だと刺激が強いですが、一部分なら逆にアクセントになり「かわいい」「おしゃれ」と感じることもできます。
カーペットでもおしゃれな部屋にすることはもちろん可能ですが、ラグの方が敷くスペースが一部分で、デザインが豊富な分、より自分好みのお部屋にしやすくなります。
そういえば絨毯は何なの?
まとめに入る前にもう一つだけ。
冒頭で絨毯というワードを使用したので、絨毯とカーペットの違いについても簡単に触れておきます。
それはズバリ呼び方の違いです。英語であるか日本語であるかの違いだけです。
ただ、日本では、比較的値段の高いものを絨毯、安いものをカーペットと呼ぶ事が多いですね。
確かにペルシャ絨毯をペルシャカーペットと呼んでしまうと、「あれ?高級感が…」となりますからね。笑
なんとも曖昧な定義ですが、ご参考までに。。
まとめ
ラグとカーペットの違いは基本的に大きさだけということが分かりました。
全体的に敷くことで、より性能的な恩恵を授かれるカーペット。
敷くスペースが一部分なので性能は限定的になるけど、おしゃれを楽しみやすいラグ。
それぞれ一長一短ですし、自分の好みや、敷く場所の環境によって、どちらが良いかは変わってきます。
あまり違いに捉われることなく、状況に応じた使い分けをすれば良いと思います。
ご参考いただけましたでしょうか?
以上、ラグとカーペットの違いについてでした!