ラグの滑り止めってあった方がいいの?
ラグを選ぶ際に滑り止めの有無で悩まれる方も中にはいらっしゃると思います。
ラグをそのまま敷いただけでは、どうしても滑ってしまいますからね。
滑り止めの有無はラグ選びのポイントとして、色やサイズなどと比べるとそれほど重要視されないポイントではあります。
しかし実は、滑り止めは決して侮れるものではありません。
ご家庭の環境によっては必須になることもあります。
そこで本記事では、ラグの滑り止めの必要性について解説していきます。
滑り止めがないと、どうしてもラグがずれてしまう
フローリングの床に滑り止めなしでラグを敷いてしまうと、どうしてもラグが滑る、もしくはズレてしまいます。
特に床が無垢材などではなく、ワックスがけのフローリングの場合なおさら滑ります。
ラグの上には座らないのであれば、そこまで問題ではないのですが、日本の住環境の場合、ラグの上に座ることも多いでしょう。
ズレるとせっかくのラグがだらしなく見えてしまいますし、最悪、滑って転倒なんてことも考えられます。
ラグをズレにくく滑りにくくするのは、ある意味必須のことなのです。
重さがあると滑りにくい(高級なラグは滑りにくい)
滑り止めの必要性について解説する前に触れておきたいのが、一般的に高級なラグは滑りにくいということです。
これは一概に言えることではないのですが、ウール等の天然素材の高級なラグとなると、滑り止めが付いていないモノも多いです。
それはなぜか?
ラグ自体が重いので、そもそも滑りにくいからです。
高級なラグは、網目が細かくパイル(表面の糸)がぎっしり詰まっているモノが多いです。
パイルが詰まっている分(たくさん使用する分)ラグが重くなり、重くなれば重くなるほど滑りにくくなるのです。
その他にも、ウールなど天然素材のラグの場合、その素材の特性を活かすために敢えて滑り止めを採用しないこともあるそうです。
ウール?ナイロン?ラグの代表的な素材の違いとは?
滑り止めがあった方が良いケース
小さな子供がいる場合
→元気に動き回るのでラグがすぐにズレます。ラグで滑って転倒することもあるので、安全対策として滑り止めは必須です。
犬や猫などペットを飼っている
→ワンチャン猫ちゃんの大きさによっては、動き回るだけでズレてしまいます。特に猫ちゃんの場合、わざとズラして遊んだりし始めます。
床に座ることも多い
→お尻を動かすとラグも一緒に動いてしまいます。ズレが気になり気持ちよくゴロゴロできません。
ダイニング用のラグ
→イスのタイプによっては、出し入れ時にラグも引っ張ってしまいます。
ラグに滑り止めがなくても、あとから滑り止めシートを購入すれば良い
滑り止めが必要だからといって、滑り止めが備えつきのラグを選ばなくとも、あとから滑り止めシートを購入すれば大丈夫です。
おしゃれなラグって滑り止めついてないものも多かったりしますからね。
だいたいの滑り止めシートは1,000円以内で購入できます。
ぴったりサイズの滑り止めシートがなくとも、ちょっと大きめのものを買って、ラグの大きさにカットすればOKです。
ちなみに、滑り止めにはゴムタイプのものと不織布タイプ(フェルトっぽい記事)のものがあります。
特にこだわりがなく、より滑りにくい方がよければゴムタイプのもので良いでしょう。
床やラグに気を使うなら不織布の滑り止めがおすすめ
滑り止めシートは基本的にはゴムタイプのモノで問題ないのですが、ケースによって不織布タイプの方が良い場合があります。
いくつか例を挙げると、
・ウール等の天然素材のラグの場合
・尚且つ床暖房を使用している場合
・床が無垢材で傷つけたくない場合
など…
ウールやリネンなど天然素材の場合、通気性の良さが特徴であったりするので、その特性を維持するために、不織布タイプの滑り止めシートをおすすします。
(ゴム素材は呼吸しない素材でもあるので…)
床暖房についても同様に、効果をなるべく維持するには不織布が良いでしょう。
またゴム素材は不織布を比較すると、床に優しい素材とは言えるものではないので、床が無垢材で、ちょっと気を使いたいとお思いなら不織布の滑り止めがおすすめです。
ラグでよく見かける不織布って一体どんなもの?
【結論】滑り止めはあった方が良い
結論をまとめると、ケースによりますが、滑り止めはあった方が良いです。
高級なラグを敷いている、床が無垢材、などの場合は、滑り止めを敢えて敷かないという選択肢もあります。
しかし、どのようなケースにおいても、ラグが滑らないことに越したことはありません。
仮に、欲しいラグに滑り止めが付いていなくとも、あとから安価で購入ができるので安心です。
以上、参考になりましたでしょうか?
「ラグの滑り止めってあった方がいいの?」でした。