海外は土足文化なのになぜラグやカーペットを敷くのか?
今回はちょっとした小ネタというか、ちょっと緩めのテーマでお送りします。
みなさんご存知のとおり、海外といえば「土足文化」ですよね
家の中でも靴のままの家庭が多いです。
ではなぜ海外ではわざわざラグやカーペットを敷くのか?
「すぐ汚れそうだし、不衛生じゃないの?」
「ラグを敷く意味あんまりないんじゃ…」
そう疑問に思う方も少ないないと思います。
そこで本記事では海外でラグやカーペットを敷くワケに迫りたいと思います。
海外は家の中でも靴を脱がない家庭がほとんど
海外では土足文化が中心で、家の中でも靴を脱がないという国や地域が多いです。
そもそも日本のような、段差がある玄関がなかったりするので、座って靴を脱ぐスペースがありません。
家族がくつろぐリビング、それに食事をするダイニングやキッチンでも土足です。
「それって汚くない?」
日本人の感覚だと、そう思うのも仕方ありませんね。
しかし海外では、そもそもの「床」に対する捉え方がまるで違うのです。
日本だと床にも座ったり寝込んだりしますが、海外の場合、床に座ることはほとんどありません。
床はそもそも多少は汚れている所であり、道路の地面などと変わらない、という捉え方なんですね。
だからほとんどの家庭にソファやイスがあるワケです。
ちなみに日本でも、飲食店やオフィスの中では土足のままの所が多いですよね?
車の中でも土足ですね。
土足だから特別汚いわけではない、ということですね。
海外でラグ・カーペットを敷く理由は?
海外の土足文化での「床」に対する捉え方は分かりました。
しかしながら、床に座りもしない、多少の汚れはお構いなしなのに「なぜラグを敷くのでしょうか?」
日本で一般的に語られるラグを敷く理由は、
- 単純にインテリア要素
- 保温効果や防音効果
- 座れるように
それからラグといえば、肌触りも魅力ですよね?
ゴロゴロしたりするのも気持ち良いです。
だからラグが汚れてしまっては困ります。
でもこれはあくまで日本人の感覚であって、海外の土足文化の家庭では分かり得ない感覚です。
前述のように床には座らないからです。
とはいえ実は、海外の家庭でラグやカーペットが敷かれている理由は、インテリア要素や保温効果など日本とほとんど変わりません。
しかしながら、当然海外ならではの理由もあります。
「ラグにホコリを吸着させる」
歩いた際に、空気中に舞ったホコリをラグが吸着してくれるんですね。
ラグが汚れてくれるので、そこだけ掃除すれば良いのです。
日本では、ラグは肌に触れるものなので汚れては困りますが、海外の場合、肌に触れることはないので汚れてもそれほど問題ではありません。
※ちなみに海外にはラグやカーペットをキレイにするためのスチーム掃除機なるものがあります。
意外な事実!海外でも靴を脱ぐ家庭は少なくない
ここまで海外の土足文化おけるラグ・カーペットを敷く意味を説明しました。
ちょっとこの辺で意外な事実を発表します。
それは、実は海外でも、靴を脱ぐ家庭が意外と少なくないらしいのです。
欧米などでは100%土足かというとそうではないようです。実際に私の旦那の実家(フランス家庭)でも玄関の横にマットをひき、その上に靴を脱いでおくようにしています。「外人は家でも土足」という日本人の一般的な認識とは少し違う感覚をもつ外国人も少なくないようです。
出典:【外国人の事実】意外にも家の中で靴を脱ぐ家庭が多いことが判明 「室内土足なんてありえない」
↑こちらのサイトでは、実際に海外の「靴を脱ぐ派」の意見も多数掲載されていたので、是非チェックしてみてください。
ちなみに、土足の家が多数とはいえ、家の中では室内用のキレイな靴に履き替える家庭も多いらしいです。
ひょっとすると、海外でも、靴を脱ぐ文化が広まっていくかもしれませんね。
まとめ
いつもとは違うちょっと違う緩めのテーマでしたが、いかがだったでしょうか?
土足文化の海外ならではの理由があるとはいえ、基本的に、ラグ・カーペットを敷く理由は日本とあまり変わりません。
日本人的には「ラグの肌触りを味わえないなんてもったいない!」と思ってしまいますが、根本的に文化が違うんですね。
以上、海外は土足文化なのになぜラグやカーペットを敷くのか?でした。